石造五重塔(伝慶芳上人墓)(県指定重要文化財 建造物)
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石造の塔で層塔と呼ばれるものの一つで、基礎・塔身の上に笠を若干積み重ね、上に相輪を立てた形式の塔です。北野区の東端、神積寺西方の丘上に東面して建ち、慶芳上人の墓として伝えられています。総高2m41cm、凝灰岩製で軸部の3面には薬研彫りで種子が刻まれます。1面は素面(北面)で、東面はバイ=薬師如来、南面バン=大日如来、西面キリーク=阿弥陀如来です。無紀年ですが鎌倉時代中期のものと考えられています。平成26年度に保存修理工事が行われました。
所在地 福崎町西田原752
指定年月日 昭和44年3月25日