妙徳山古墳(県指定史跡)
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- ID:4770


市川東岸に所在する天台宗の古刹妙徳山神積寺のすぐそばにあります。
この古墳は形が円い円墳と呼ばれるもので、直径約35m、高さ6m以上をはかり、2段築成と考えられています。
主体部は横穴式石室をもち死者を葬る部屋の玄室とそれにつながる通路である羨道からなります。入り口は南をむき、今では入り口の天井石がくずれ中がみえる状態になっています。中には大量の土砂が入り込んでいますが、全長約12.4m、玄室長6m、高さ約3.2m羨道部長約6.4m高さ約2.4mをはかります。
古墳の築造は6世紀末ごろと考えられています。
今は、雑木林の中にある古墳ですが、横穴式石室の大きさを市川流域のものでみてみると、最大級を誇る立派なものです。この地域の古墳時代を知る上でも貴重なものです。
所在地 福崎町東田原1891-1
指定年月日 令和2年3月13日