クロガネモチ(町指定天然記念物)
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- ID:4766
福崎町内最大のクロガネモチで樹高13m、目通り幹周りは2m31cmをはかります。天然記念物とともに保存樹にも指定されています。
モチノキ科のナナミノキと同類の常緑樹です。
町木として推薦する時に調査した際に、県内で福崎町ほどクロガネモチの大木の多い町は、他にはありませんでした。しかもその多くは市川以東でした。
これも雌雄別株で、11月になるとナナミノキよりも沢山の赤い実がなります。余田の嶺雲寺の木は雌の木です。
花は5月の終わりから6月10日頃まで目立たない薄紫色の花が咲きます。ナナミノキ同様柱にも板にもならない木ですが、防火樹になり実は小鳥の餌になります。人間にもうまくありませんが、小鳥もおいしくないのか食べるのは冬の終りです。夏にせん定をして丸坊主にしても、枯れることなく又葉を繁らせる強じんな木です。残念なことに、カイガラムシがつくと、葉にススがついたような黒い色がつきますが、枯れることはありません。
所在地 福崎町八千種1162
指定年月日 昭和61年4月1日