かくしほちょじ(県指定重要無形民俗文化財)
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毎年1月成人の日の前日の夕刻から翌日の早朝にかけて鍛冶屋地区の全戸が参加して行われます。「とう」「とうの親」「とうの親の親」等の役割が決められ「ほちょじづくり」「案内廻り」「酒宴と夕食」「ほちょじかくし」「諸神事」「狐追い」「ほちょじ焼き」等の諸行事が古式ゆかしく行われます。『徒然草』にみえる“三毬杖''と“道祖神''の両者を兼ね合わせた行事です。
正月に使ったお飾りを焼く、とんどの仕組みも厳重な「とうや」によっておこなわれますが、焼いたその火で青竹の先に餅をはさみ焼いて食すると家内安全、五穀豊穣の意とされることは一般的な習慣でありますが、地区総出で青竹の先の餅を焼く風景は壮観です。古式の行事が形態をあまり変えずに継承されていることは地域を知る上でも貴重なものとなっています。
所在地 福崎町鍛冶屋地区
指定年月日 令和3年3月19日